・RASというのは、哺乳類の脳幹にある「網様体」という神経の集まりで、体の生命活動を維持する働きだ。
・RASが傷つくと昏睡状態に陥るので、ナルコレプシー(過眠症)のような病気は、RASがうまく働かなくなることが原因だと言われている。
・RASは脳に入るほとんどすべての情報を中継していることが明らかになった(においは例外である、においは、脳内で感情をつかさどる大脳辺縁系という部分に直接伝わる)。
・RASは、入ってくる情報をふるいわけて、何に注意を向けさせるか、どれぐらい関心を呼び起こすか、どの情報をシャットアウトして脳に届かないようにするかを判断する。