コルチゾールは副腎皮質から分泌されるホルモンの一種で、糖利用の調節、血圧制御など、代謝で重要な役割を担う物質。また、コルチゾールはストレスを感じると分泌量が増えることから、ストレスのバイオマーカーとしても注目されています。
コルチゾール濃度は血液や唾液から測定されるのが一般的ですが、血液の場合は「血液採取そのものがストレスの原因となる」という問題が、唾液の場合は「直前に行った飲食や運動の影響を強く受けやすい」という問題があります。そこで、毛髪や爪に含まれるコルチゾールからストレスを定量化する手法が近年採用されています。