「ヘンテコだったり、ゾッとさせられたり、感情に訴えたりするようなイメージは脳に焼きつきやすいのです」
「研究者たちが脳を調べたところ、情動処理において重要な役割をもつ脳の偏桃体という部分が、脳のほかの部分に記憶の保存を促す働きをすることがわかりました」。強い感情を引き起こすイメージは記憶に残りやすいというわけだ。
イメージを場所に結びつけるテクニックは「記憶の宮殿」と呼ばれ、特定のアイテムを決まった順番通りに記憶しなければならないときには特に便利だとショウは説明する。「『記憶の宮殿』は、すでに頭に入っている実在の場所の記憶を活用するテクニックです。一般的には自宅や非常に慣れ親しんだ場所など、自分が知っている場所を使います」