3年前の前回挑戦時、3勝2敗と先に王手を掛けながら、第6局から羽生王位(当時)に連敗して敗退。局後、思いを問われて何も言葉を発せられなかったシーンは今も多くのファンの記憶に残っている。

 「力がなかったんです。だから自分には縁がないものなんだって、折り合いを付けるしかなかった。運命だなんて思うのは…とても嫌ですよ。あれから半年くらい、何か不安定でした。40代も半ばになりましたし、自分には他に出来ることはないのか、なんて考えたりもしましたけどけど…結局これ(将棋)しかない。逃げられないんです」

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