ヒトの前頭前野(額の内側にある部分)は、認知能力の中核をなし、私たちが目の前のタスクに集中することを可能にしてくれる。だが意外にも、日常的なタスクをこなすとき、私たちは作業の詳細にまで注意を払っていない。これは前頭前野が、いわば自動操縦モードになっているからだ。

 ところが激しく緊張する場面、たとえば決勝トーナメントの試合や大事なプレゼン、あるいは採用面接になると、前頭前野が暴走してしまうことがある。

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