中国で感染拡大が始まって最初の2週間は、あらゆる業種で株価が落ち込んだ。しかし、ソフトウェアや医療機器などの業種は数日で株価が元に戻り、さらには平均12%値上がりした。多くの業種は回復のペースがもっと遅かったが、それでも2、3週間で元の水準を取り戻した。

 それに対し、輸送、小売、エネルギーなど、特に大きな打撃を被った業種(株式時価総額ベースで見ると、中国の主要企業の28%を占めている)の株価は、まだ元の水準を少なくとも5%下回っており、回復の兆候はほとんど見られない。

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