解約の理由を探ると、週2回から3回分の注文が必須である融通性の欠如が最も大きい。食事のメニューはその場の思い付きや感覚で決まることが多く、自分で事前に選んだ料理であっても、気分が合わないことがある。さらに、使い切れないキットがどんどん届いて冷蔵庫にたまり、廃棄することもある。そのため、「サブスクリプションに閉じ込められた」と感じる顧客が多いのだ。
また、買い物や調理の手間が軽減されるはずが、予想以上にプロセスが面倒であったり、個別包装された食材のパッケージごみが膨大で「エコでない」と感じられること、料理の選択肢が限られていること、なども高い解約率につながっている。