企業はまずデラウェア州に子会社を設立します。

続いて、子会社に商標や著作権といった、デラウェア州では課税の対象にならない無形資産を譲渡します。

その上で、子会社に対して「無形資産の使用料」を支払います。

無形資産により得た利益は課税対象にならないので、子会社が本社から支払いを受けた無形資産の使用料も非課税です。

しかも、使用料という支出が生じたことで本社の見かけ上の利益も圧縮され、法人所得税を節税することができます。この二重の節約が、「デラウェア州の抜け穴」と呼ばれる仕組みの正体です。

また、デラウェア州では役員や取締役の名前を開示することが義務づけられていないため、子会社の人事は匿名です。さらに、子会社の登録も非常に簡略なので、デラウェア州では1時間もかからずに会社を設立することが可能とのこと。

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