これまで1期でもタイトルを保持した経験がある棋士は藤井を含めて45名いるが、そのうち二冠(同時に2つのタイトルを保持)を達成したのは、藤井が16人目となるので、一気に数が減る。三冠達成は9名、四冠は5名、五冠が3名。そして六冠と七冠は1人だけ。
三冠以上の最年少○冠記録は全て羽生が持っている。
最年少三冠は1993年1月6日、すでに持っていた王座と棋王に続き竜王奪取で達成。当時の羽生は22歳3ヵ月である。
そこに棋聖を加えて四冠となったのが1993年7月19日。時に羽生は22歳8ヵ月。その1ヵ月後、8月18日には王位を奪取して22歳9ヵ月での五冠王となった。
史上初の六冠王となったのは1994年12月9日で、24歳2ヵ月。そして七冠が1996年2月14日で、25歳4ヵ月である。