実験ではまず、ネズミは器具の中で身動きできずにいる仲間に出くわすと通常、扉を開けて救出しようとすることを確認した。

 次に、鎮静薬ミダゾラムを少量投与した1~2匹のネズミを、救出を手伝わない「傍観者」として実験に投入した。すると、困っているネズミと一対一のときには仲間を助けようとしたネズミは、今度は何もせずそばにいるだけで、救出しようとしなかった。

 さらに、鎮静剤を与えないネズミを「協力的な傍観者」として実験に投入したところ、ネズミは一対一のときより張り切って仲間を助けようとした。

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