奨励会で切磋琢磨(せっさたくま)し、2014年には竜王を獲得したA級棋士の糸谷哲郎八段(30)は「すごく励みになるというか、闘志を呼び覚ましてくれる。3冠は取りすぎなので、もう一度群雄割拠の状態にしなければ」と自らを奮い立たせていた。

 隙(すき)のない将棋で3冠になった豊島名人は、年上や同年代のライバルに加え、現役最年少の藤井聡太七段(16)らを迎え撃つ立場となる。18日、藤井七段について聞かれ「今もトップレベルの実力があり伸びしろもある。相当うまくこれからの時間を過ごしていかないと、全盛期の藤井七段と戦うのは難しい」と気を引き締めた。

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