大声を出す、笑う、歌うといった行為は、せきを1回する場合と比べて10倍の量のウイルスをまき散らす可能性がある。
感染者のうちごく一部は通常より多くのウイルスを拡散することが明らかになっている。「スーパー・スプレッダー」と呼ばれるこうした人たちは、普通に話しているだけでかなりの量のウイルスをばらまいてしまう。
スペインとイタリアで実施された臨床研究では、感染者の20〜40パーセントには症状がまったく出なかった。また、調査対象は115人と少ないが、英国でも検査で陽性反応が出た人の67パーセントは無症状だったという報告もある。