AppleでiPodとiPhoneの最高責任者だったTony Fadellは、自身の3人の子供が、スマホを覗き込み夢中になっている姿を見るたびに「私はとんでもないものをこの世に生み出してしまったのかもしれない」という罪悪感に苛まれることがあるという。
子供からiPhoneを取り上げると、まるで大切な人から引き離されたような感情を抱くほどに依存性が高まっているのを感じている。元々iPhoneが家族よりも個人に強いフォーカスを当ててデザインされたことが原因だと彼は語る。
当時は独身で、開発に没頭していた彼は、家族を持って初めて、その「発明」の恐ろしさに気づいた。