妊娠喪失を経験した人は、PTSD(心的外傷後ストレス障害)、抑鬱、不安、睡眠障害に陥りやすい。たいてい1年も経てば症状が解消するが、強い悲しみが長引く人もいる。

 そのような状態は「複雑性悲嘆」と呼ばれる。罪悪感に苛まれたり、子どもがいる人を羨んだり、苦痛が続いたりする人が少なくない(特に最初の子どもを妊娠喪失で失った人は、自分が「親」であると位置づけづらく、悲しみと辛さにいっそう拍車がかかる場合もある)。

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