タイから日本に来た人が、『わたチ』と話しているのを聞いて、日本人が馬鹿にしたというエピソードがあります。これは単に、タイ語では『し』と『ち』を区別しないが、日本語にはその区別があるというだけの話なのに、つい差別的な見方をしてしまう。いくらでも逆の例があることは、外国語を習った人なら理解できるでしょう。『わたチ』という発音を笑いそうになった時、一歩立ち止まって、自分が同じことをされたらどう感じるだろうか、と考える。それが『公平な耳』という理念です。

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