日本人の高齢者(65~79歳)を11年間フォローした研究では、やせている人よりも太っている人のほうが死亡のリスクが低くなることがわかりました。身長と体重から算出されるBMI<体重(kg)/身長(m)の2乗>という数字が体格の指標としてよく使われます。一般的には「22」が標準、「25」を超えると肥満、「18.5」を下回るとやせとされていますが、高齢者の場合、女性は軽度肥満(BMI 23~24.9)、男性は中等度肥満(同27~29.9)の人がもっとも死亡のリスクが低くなります。

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