パリではレストランを開業するにあたり、「営業権」の獲得が求められます。「営業権」は、レストランが存在する「場所」に紐づいており、既存のレストランから営業権を譲ってもらわなければなりません。

営業権を買い取るためには、売る側のレストランの前年度の売上のほぼ同等の金額を支払わなければならず、開業のハードルがものすごく高いのです。結果、実績とお金が必要になり、料理人の修行期間も長くなる。これは飲食店の需給量と質、労働者の雇用バランスを法律でコントロールしている事例ですね。

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