破産した要因は6つあるのかもしれないのに、
把握できるのは1つあるかどうか。
たとえば、実際には、共同事業者がよくなかった、
技術が実現しなかった、営業が下手だった、
ビジネスアイディアが悪かった、
誰も投資したがらなかった、
というふうに5つの要因があるかもしれないのに、
失敗を経験した人は、
「一緒に仕事を始めた人がクレイジーだったんだ」
で終わらせてしまう。
そうすると、2回目の起業では、
その要因は回避できるかもしれないけれど、
残った4つの要因でまた失敗するんです。
つまり、多くの場合、私たちは
失敗からはあまり学ぶことはできないんです。