「西中島のえびす丸はランチタイムにドッとお客さんが来て、 それ以外の時間はあんまりという具合でした。そのランチタイムのお客さんがオフィス街だからなのか、 せわしない人が多くて、 自分にとっては忙しさの質が気持ちのいい忙しさではなかったです 。忙しいのはもちろんありがたいですけど、 ラーメンを作っている最中も常に急かされているような感覚がありました 。自分は一生ラーメン屋をしていきたいので、 毎日この感じの中ではずっとラーメン屋を続けることはできないんじゃないか、 と思いました。こう見えて繊細で神経質なので(笑)。
あとは子供ができたのも大きな理由の1つですね。 それで都市部より郊外の方がいいんじゃないかなということで移転先を一年くらい探していたんです。主に妻の実家のある枚方市で探していましたね。 でも一年くらい探してても希望の枚方あたりでは良さそうな物件が 全然見つからなかったんです。」