二階氏はどうやれば相手を傷つけずにそれができるかを田中角栄氏から学んだ。二階氏はこう語る。

「田中先生は相手を傷つけたり、迷惑をかけたりすることがないよう言葉の端々にまで極力気を使っておられた。たとえば5人を相手に話をすれば、1人くらいは学歴や仕事のことなどでコンプレックスがあって、話題によっては知らないうちに傷つけてしまうことがある。しかし、先生はそういうことを絶対に許さなかった。1人も寂しい思いをすることがないよう真剣に考えて気を配っていました」

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