エボラウイルスは非常に危険性が高いので、その取り扱いには厳重な規制が設けられています。研究施設には安全性でレベルが設けられているのですが、最高レベルのBSL(バイオ・セーフティ・レベル)4の施設がなければ研究自体ができません。

 エボラ出血熱は、人獣共通感染症の中でも致死率が非常に高いことが特徴です。BSL4施設での研究が義務付けられている病原体には、ラッサ熱やクリミアコンゴ出血熱、南米出血熱などがありますが、それらの致死率は高くても30~40%です。エボラ出血熱の場合、90%近くが亡くなることもあります。

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