睡眠障害はがんや鬱、心臓疾患のリスクを高める。そして、生産性も下げてしまう。メタ分析研究では、睡眠不足に陥ることで機嫌が悪くなったり情緒不安定になったりするため、職場でのパフォーマンスがかなり悪化することが示されている。
睡眠が足りないと、仕事のパフォーマンスや生産性、キャリアの向上、満足度が損なわれ、仕事関連の事故や欠勤、職場での非生産的な行動の増加につながる。逆に、質のよい睡眠は記憶力や知識獲得、学習の向上と関わりがある。短時間の昼寝でも、仕事のパフォーマンスにかなり好ましい影響を与えることがわかっている。