宇宙の全エネルギー密度の7割が真空で、残りの3割が物質と分かってきています。ビッグバンの後の初期は物質のエネルギー密度の方が何十桁も大きかったのに、現在はほぼ同じになっているのです。

 ビッグバンのときから一定である真空のエネルギー密度と、ビッグバン後に膨張によって急速に下がり続けている物質のエネルギー密度が、現在はほぼ同じになっているのです。宇宙誕生から100億年以上がたち、人類が宇宙を観測している、ちょうど今そのときにです。普通に考えればこれらの大きさは100桁ずれていてもおかしくありません。

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