認知症には、脳血管性認知症のほかに、認知症の原因のおよそ70%を占めるといわれる「アルツハイマー型認知症」があります。

アルツハイマー型認知症は、「脳のゴミ」とも呼ばれる「アミロイドベータ」というたんぱく質の一種が蓄積することで発症します。このアミロイドベータを分解してくれるのが体内の酵素ですが、実はこの酵素は、インスリンを分解する働きも担(にな)っています。

つまり、高血糖状態が続いてインスリンが多量に分泌されると、インスリンを分解するために酵素がどんどん使われてしまい、アミロイドベータの分解に働く分がなくなってしまいます。その結果、脳内にアミロイドベータがどんどん蓄積されて、脳の働きを悪くしてしまうのです。

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