ノートPCのウェブカメラは相変わらずお粗末なままだ。スマートフォンのカメラの性能は向上している一方で、ノートPCのカメラの画像は永遠に粗く、さえないままでいるように思える。

例えば、「MacBook Air」や「MacBook Pro」の最新モデルが搭載しているウェブカメラは、12年の時点で進化が止まっている。解像度は120万画素で720pの「FaceTimeカメラ」のままで、最新のウェブカメラとの違いは一目瞭然だ。

WindowsノートPCや「Chromebook」でも、状況はそれほど変わらない。多くのノートPCは、MacBookと同じような貧弱な720pのカメラモジュールを搭載している。例外の代表は、おそらくマイクロソフトの最も新しいノートPCシリーズ「Surface Pro」だろう。「Surface Pro X」には1080pのフルHDウェブカメラが搭載されている。

ノートPCのウェブカメラが依然としてお粗末なままである理由は、極めて明白である。メーカーができるだけディスプレイを薄くしようとするあまり、高性能のカメラモジュールを搭載できる厚みがなくなったからだ。なかにはディスプレイを薄くしすぎたことで、カメラをキーボードに搭載したモデルまである。対話する友人や同僚たちは、相手の鼻の穴を下から見上げることになるわけだ。

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