トヨタ自動車やヒュンダイ(現代自動車)、キア(起亜自動車)の一部車種に搭載されたテキサス・インスツルメンツの暗号化システム「DST80」の実装方法に問題が発見された。ハッカーは「DST80」を搭載したクルマのキーフォブに近づき、比較的安価で流通しているRFIDリーダー「Proxmark」で読み取りを実行すれば、暗号システムの秘密鍵を引き出すうえで十分な情報を得ることができる。そしてハッカーは、同じProxmarkを使ってクルマのキーになりすますことでイモビライザー機能を無効にし、エンジンを始動できる。

研究チームによると、この問題を抱えるモデルには、トヨタの「カムリ」「カローラ」「RAV4」のほか、キアの「オプティマ」「ソウル」「リオ」、そしてヒュンダイの「i10」「i20」「i40」が含まれる。

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