「私はClubhouseをカンファレンス体験とは考えていない」と彼女は言う。この体験を、人々が準備なしにその場で思いついたことを話す「ディナーパーティーやバー」にたとえた。「クリエイティブな人々、言いたいことがある人々がステージに上がって話をすることができる、まさにたまり場のような場所だ」。
ナイキ(Nike)、レブロン(Revlon)、エスティローダー(Estée Lauder)の元デジタル部門責任者、スワン・シット氏は「このプラットフォームでは人々は驚くほど正直で、弱さをさらけ出している。また、彼らは広報担当者に『こう言いなさい』と耳元で囁かれたりしていない」と述べる。彼女は200万人のフォロワーを抱え、アプリ上ではインフルエンサーのグリフィン・ジョンソン氏、作家のマルコム・グラッドウェル氏、タイムズアップ(Time’s Up)のCEOのティナ・チェン氏など、さまざまな有名人と話をしている。「驚くようなゲストが現れる、という要素は驚異的だ」と、彼女は言う。「ポッドキャストとは異なる。ポッドキャストでは(Clubhouseで実現するような)ゲストの組み合わせはなかなかあり得ない」。