武漢には最新鋭のウイルス研究所「武漢国家生物安全実験室」があり、SARSやエボラの菌を所有している。細菌やウイルスなどの微生物・病原体を取り扱う施設では最高ランクのBSL-4に対応した中国唯一の研究機関。今回の騒動の発端とされている動物市場からは30キロほどの距離だという。
イギリスの科学雑誌『ネイチャー』ウェブ版(2017年2月22日)によると、中国は過去にSARSウイルスを何度か流出させているという。そのため、この施設も稼働前からリスクを警告されていた。
また、イスラエルの『ビホールド イスラエル』(1月25日)によれば、バル=イラン大学の生物兵器の専門家は、この研究所を「おそらく生物兵器の研究に関与している」としたうえで、新型肺炎との関係を疑っている。