寝る前に翌日の「やることリスト」をつくると、(睡眠薬を飲んだのとほぼ同じように)寝つきがよくなるうえ、夜中に目が覚める回数も減る。

 未完のタスクのことが頭の中を巡っている状態は「高レベルの認知活性」が続いている状態だと、同論文の筆頭著者マイケル・スカリンは説明する。眠れないのは、基本的にそのせいである。未完のタスクを書き出すと、その行為が覚醒や反芻、心配を抑える。

 夜寝ているときに突然急ぎの仕事を思い出してしまう人は、枕元に紙とペンを置き、いつでも書き留められるようにすること。そうして頭を空にすれば、安心して、また眠りに落ちることができる。

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