「もともと人間の耳あかはすべて湿型だった。ところが、数万年前に中国北部やモンゴルの周辺で遺伝子の突然変異に伴い乾型の耳あかが生まれ、周辺地域に広がった」

「実は日本では7割から8割までがカサカサな乾型なんです。逆に、欧米ではネバネバな湿型がほとんどで乾型はあまり見られない」

乾型遺伝子の出現率が最も高いのは中国北部やその周辺(たとえば中国山西省や韓国大邱市は100%)。ところが、中国北部から離れるほど出現率が低下する。

中国北部からやや離れた日本の平均は7~8割程度。タイでは7割程度、インドネシアでは5割程度、カザフスタンでは4割程度となり、ヨーロッパまで行くと1~2割程度に下がる。そして、さらに遠方のアフリカや南米ではついに5%を切る。

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