もともと独身の日は、アリババ(阿里巴巴)グループの天猫(Tmall)が2009年にはじめた、「天猫ダブルイレブン(双11)」というセールイベントが先駆けだ。だが、いまや天猫以外のさまざまなリテール業者が追随し、通称である独身の日のほうが広まっている。実際の独身の日は、1990年代に南京大学の学生がはじめた、独身者同志が集まってパーティーを開いたり、独身者が結婚相手を探したりするイベントのことだ。そもそも公式の祝日ですらない。

アリババグループは2018年の独身の日に、過去最高の2185億元(約3兆4120億円)を売り上げた。JD.com(京東商城)など競合のEC事業者の売り上げも加えると、その額は3732億元(約6兆円)にも達したという。アリババグループだけでいうと、初年度(2009年)の売り上げは、5000万元(約8億2000万円)。なんと、4万倍もの成長を遂げている。

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