不安に陥った人に、あなたならどのような助言をするだろうか。私は不安に悩むクライアントに対し、友人やチームのメンバーが似たような状況になったとき、自分ならどんなふうに相談に応じるかを考えてもらう。すると、どうしていいかわからなかった人も、すぐに健全な助言を思いつく。
「追い詰められた」「どうすればいいのだろう」「逃げ場がない」と思ったときは、「同僚がいまの自分と同じ苦境を抱えて助けを求めに来たら、どう声をかけるか」を考えてみよう。このように一呼吸置くと、より客観的になって、囚われていた思考の罠から抜け出しやすくなる。