自信のあるスピーカーは、スピーチ中に話のスピードを変える。そして緩急織り交ぜることで、最重要ポイントを強調する。
オーディオブックは、1分間に150~160ワードという中くらいのスピードで録音されている。聞き手が追いつけないほど速くなく、内容を理解できる程度のスピードだ。TEDのスピーカーも、1分間に163ワード程度のペースで話す。
ただし、そこにはちょっとしたトリックがある。最高のスピーカーは、聴衆を話に引き込むために、何らかのエピソードの詳細を話すとき1分間に220ワードくらいにスピードアップするのだ。一方、何らかのメッセージを強調したいときは、小休止を駆使して話のスピードも落とす。