「不協和音」ほど直接的なメッセージ性を書いた歌詞は無いと思っています。「僕はYesと言わない」と、周りに対する抵抗と自由を歌う。これは日本で秋元さんがアイドルの歌詞として書いたものなので、若い世代はどうか分からないですけど、おそらく一定の年齢以上のアイドルファンたちは、この歌詞をなかなかまともには受け止められないと思います。特に秋元さんを批判している人たちにとってみれば、「それを秋元康が言わせているじゃないか」「大人なんか信じるなって言って、大人に言わされているじゃないか」と。そういう二重性、三重性で捉えられているのです。