100年前、英国に角砂糖を紹介したヘンリー・テートは、ゴールデンシロップ(砂糖精製の過程でできる糖蜜)の販売で財をなしたエイブラム・ライルと共同で、テイト&ライル(Tate & Lyle)を設立した。長い間業界で支配的な力を誇っていた同社は、コモディティ商品である砂糖の事業から最終的に撤退し、今日では利益の約5分の1が1976年に開発された甘味料の「Splenda(スプレンダ)[スクロースを化学修飾して得られ、スクロースの約600倍の甘味をもつ化合物であるスクラロースを含む人工甘味料]」からのものとなっている。