オンラインの顧客体験には、情報、楽しさ、ソーシャル、感覚という4つの側面があることがわかった。一般に購買に最も強く影響するのは楽しさだが(以下、情報、ソーシャル、感覚の順)、それぞれの重要性は具体的な商品やブランドによって違う。
たとえば、顧客が事実に関する情報を評価して購入する「検索型商品」は、情報に関わる体験が多いほど売上げは増え、ソーシャルな体験(ウェブページの温かみ、親しみやすさ、人間味の強調)は売上げを抑制することがある。対照的に、一般に顧客が実際に商品を試す必要がある「体験型商品」では、ソーシャルな体験や感覚に関する体験が多いほうが有利になる。