従業員にとって最優先の要望は、基本的な事項だったのだ。すなわち、空気の質が良好であること、自然光が入ること、作業スペースをパーソナライズ(自分好みにカスタマイズ)できることである。
空気の質が悪いと日中に眠くなる、と答えた回答者は半数を占め、うち3割以上が、そのせいで最大1時間分の生産性の損失につながるとした。実際、従業員のパフォーマンス、満足度、ウェルビーイングに最も強く影響を及ぼしていたのは、空気の質と採光であった。一方でフィットネス施設と、テクノロジーを活用した健康ツールは最も影響が少なかった。