メモ取りには脳の記憶を助ける外部記憶保存装置としての効果と脳へのプログラミング(編集情報の入力)効果があるが、重要な利点は後者だというのが多くの研究者の見解だ。つまり、認知科学的に見ればメモの役目は後で思い出しやすくするというだけではない。メモでは見聞きしたすべては書ききれないから、脳はその場で情報処理を強いられる。このため、単なる理解だけではない深い考察が生まれるということなのだ。見聞きした内容をそのまま記すのではなく、自分の言葉にし直すことでこそ、メモの価値は高まる。

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