「ネットショップの取引では、基本的にクレジットカード番号と有効期限がわかっていればモノが買えます。そのため、他人のカード番号と有効期限のデータを盗んだり買ったりして悪用する人たちがいます。そうしたデータで、パソコンやブランドバックのような換金性の高いものを購入し、アシがつかないような場所で受け取りをして、買い取りショップに行って換金してしまうのです。

 クレジットカード保有者は、当然、『こんな買い物していない』とカード会社に連絡する。するとカード会社は、ネットショップに連絡して利用状況を尋ね、不正利用かどうか確かめます。そして不正利用の場合は、すでにお金が支払われていたらネットショップに返金を求め、まだ支払われていなければそのまま支払わない、ということになります。これがチャージバックです。私は以前、決済代行会社にいましたが、年間数千万円単位で起きていましたね。

 ネットショップからしてみれば、クレジットカード決済でOKが出たから発送しているのに、売上が取り消されるだけでなく、お金の回収もできない。チャージバックは大きな損害なのです」

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