われわれの多くは目覚まし時計が鳴っても、一度のアラームでスッキリ起き上がれるわけではない。スヌーズ機能を使って時間ギリギリまで布団にしがみつくことだろう。それでも頭はフル回転にはほど遠く、しばらくぼーっとする人たちも多いはずだ。

ところが「ADRB1」に同じ変異をもつマウスの脳で何が起きているのかを実験すると、これらのマウスはスヌーズ機能からは無縁であるかのように振る舞った。変異マウスは、ショートスリーパーの家族と同じく睡眠時間が短くなったのはもちろん、どんなに深い睡眠状態からでも一気に覚醒できるようなのだ。

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