不安は、身体的症状の前兆を伴う場合も少なくない。胃がむかつく、手のひらが汗ばむ、鼻の穴が広がるなど、自分が不安に襲われる直前の身体的な手がかりを知ろう。これらは「扁桃体(アミグダラ)ハイジャック」と呼ばれる反応の一部で、強いストレスなどの緊急事態に際し、脳が考えて指示を出すのではなく、闘争・逃走反応を呼び起こす。

 不安の前兆となる生理的反応に気がついたきは、意識して行動を変える。たとえば、計算をして脳の思考回路を働かせる。「2足す2」のような単純な計算ではなく、脳の反応をストレス要因からそらすくらい複雑な課題にすること。

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