顧客が毎日「レッドブル」(210円程度)など比較的高価格の商品を買い続けることも理論上は可能で、その場合は同社の利益は少なくなる。当初は500人に絞ってサービスを始める理由は、そうした消費行動が起きるか否かを確かめるためだという。
「あえて人数を抑えたのは、赤字を出さずにサービスを成立させられるのかをスモールスタートで検証するためです。サブスクに対応するイノベーション自販機は400台しかなく、1都3県に集中しているため、設置している駅に顧客が殺到し、売り切れが続いてしまうことも考えられます。本当に毎日使ってもらえるかも分かりません。使われ方をしっかり確かめたいと思います」