運転手はウーバーのアプリにログインした瞬間から、プラットフォームのアルゴリズムによる観察・監視の対象となる。
アプリは、彼らのGPSの位置、運転速度、配車依頼への応答率を追跡記録する。そして、どの乗客をどこで乗せ、目的地にどう行くのかを指示する。運転手がアプリの指示から逸脱すると、ペナルティを科されることがあり、場合によってはウーバーのプラットフォームから追放される。
仕事を監視するという行為は、それを行うのがアプリであれ、人であれ、生産性を低下させうることが知られている。
分析の結果、運転手が特に不満を感じているのは、乗客による評価という形での業績査定であることがわかった。