更年期の女性は、エストロゲン(女性ホルモン)のレベルが低下し、テストステロン(男性ホルモン)のレベルが上昇するため、声のかすれを経験するという研究もある。しかも、咽頭周辺の筋肉と組織が弱まり、声帯がうまく機能しなくなる。その結果として、女性たちは文字通り「声を失う」場合がある。

 しかし、更年期の女性は、比喩的な意味でも「声を失う」。前出のCIPDの調査によれば、3分の1近くの人は更年期の症状が原因で職場を病欠したことがあるが、上司に欠勤の本当の理由を話せた人は4分の1にとどまる。

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