「自分を見つめる眼」は、みずからの存続に関わる脅威だった。その眼はたいてい、捕食者を意味していたからだ。

 人は、生きたまま食べられることを心から恐れていた。そうした現実を前にして、危険への対応を助ける脳の部位、扁桃体がフル稼働した。闘争・逃走反応(fight-or-flight response)が刺激を受けると、人は強いストレスや不安を感じる。

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