海の中にすんでいた魚は、泳ぐために尾びれを発達させました。
その後、魚の一部が水辺や陸でくらすようになり、それがやがていろいろな動物に進化していったわけですが、魚のときひれだったところが手やあしにかわり、尾びれはしっぽに変化したのです。は虫類では、しっぽは走るときにバランスをとるためにつごうがよかったのでしょう。ほ乳類はこのは虫類から進化したものですからしっぽがあるのです。
もともと泳ぐための道具であったしっぽが、クモザルでは木にぶら下がるための道具となり、リスやキツネでは、ねるときに巻きつける毛布がわりに、ウシやウマ、ゾウなどでは虫を追いはらう道具になったというわけです。