19年3月期の連結売上高は当初1470億円を計画していたが下方修正し、1184億円で着地。PBでは125億円の赤字を計上した。

 PBの不発だけではない。18年末には、「ZOZO ARIGATO」と銘打つキャンペーンを突然発表し、出店ブランドの商品をZOZOの負担で、常時10%オフで販売すると宣言した。予告なく安売りされることに対して、有力出店ブランドの間では燎原の火のごとく不満が広がり、一部ブランドが撤退を決める“ZOZO離れ”につながった。そして、2019年4~6月期では、これまで順調に伸びていた年間購入者数がついに減少に転じた。

 競合も力をつけ始めた。ネット通販大手の楽天もアパレルECに注力しており、JPモルガン証券の村田大郎シニアアナリストは、「楽天は、数値は非公表ながらZOZOの取扱高を凌駕しているとの指摘もある。ZOZOが自力で対抗していくのは難しかったのではないか」

更新情報知らせます はい 不要