あと知恵ならぬ「まえ知恵(prospective hindsight)」という考え方を取り入れていました。この考え方ではまず、起こってほしい結果──素晴らしいディナーパーティを催せたとか、とても欲しかった契約を獲得できたとか──について、じっくり考えます。さらに、悪い結果についても考えます。そうして、今度はそこから逆方向に考えます。つまり、そのシナリオ、結果を、すでに起こったものとして想像してみるのです。そして、なぜそういう結果になったのか、その結果にとって重要でなかったのは何だったのかと、自問するんです。