リーダーが部下に攻撃的な言葉を使うと、部下は日常のタスクについてよりよいアプローチを考えるようになり、翌日のパフォーマンスが向上することがわかった。同様の研究によると、公の場で上司から屈辱的な扱いを受けた専門職は、威嚇や処罰に対する不安に駆られて、仕事上の問題を解決しようとする。
ただし、これには続きがある。ここで挙げた利点は、リーダーの威圧的な態度はよりよい結果を引き出そうとしているのだと思っている少数の部下に、一時的に見られるだけなのだ。さらに、筆者が2週間の調査で観察した日々のパフォーマンスを集計したところ、平均して、上司による不当な扱いをいっさい経験しなかった部下と比較すると、はるかにパフォーマンスが悪かった。