1,900馬力という途方もない出力の源泉は、クロアチアのEVメーカーであるリマック・アウトモビリが開発したバッテリーパックと、その電力で駆動する4つのモーターだ(ケーニグセグや「アストンマーティン ヴァルキリー」などのバッテリーセルもリマック・アウトモビリの製品である)。要するに、バッティスタのホイールひとつあたり475馬力を発生する。最新型の「ポルシェ911 カレラS」1台の最高出力(450馬力)すら上回る数字だ。

この最高出力だけでも異次元だが、おそらくそれ以上に驚嘆すべきは4つの電気モーターが生み出す2,300Nmという最大トルクだろう。これはブガッティの「シロン」の最大トルクより700Nm、「マクラーレンP1」より1,400Nmも大きい。

これによって完全なEVのバッティスタは、時速0-62マイル(同0-100km)の加速を「2秒未満」というタイムでこなし、静止状態から時速186マイル(同約300km)まで12秒以下で到達する。また最高速度は、少なくとも時速217マイル(同約347km)。技術的な観点から言えば、もっと速く走ることも可能だという。

航続距離は、分別のある右足の使い方をすればだが、最大280マイル(約450km)だという。欧州では「Ionity」、米国では「エレクトリファイ・アメリカ」の設備ネットワークを利用して急速充電できる。

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